サンプリング

ボーリング掘削時に、地盤から乱れの少ない(不撹乱)試料を採取する方法です。採取した試料は、室内土質試験等に用いられます。
従って、サンプリングの品質は土質試験結果に多大な影響を与えます。
弊社では、熟練したオペレータがサンプリングを実施いたしますので、乱れの少ない高品質なサンプリング試料をご提供いたしております。

サンプリングの方法

サンプリングの方法は、主に対象とする地盤の種類・硬軟により選択をします。

固定ピストン式シンウォールサンプラー

軟らかい粘性土の採取に用いられています。サンプリングチューブを地盤に静的に押し込み、試料を採取します。

ロータリー式二重管サンプラー

硬さが中位から硬い粘性土の採取に用いられています。先端にビットの付いた外管で地盤を回転切削し、回転しない内管を地盤に押し込み試料を採取します。

ロータリー式三重管サンプラー

主に砂質土の採取に用いられています。先端にビットの付いた外管で地盤を回転切削し、回転しない内管を地盤に押し込み、さらに内側のチューブに試料を採取します。

ロータリー式スリーブ内蔵二重管サンプラー

礫質土や軟岩に用いられます。コアチューブを地盤に押し込み、薄いビニールチューブに試料を入れて採取します。

小径倍圧型水圧ピストンサンプラー(特許第3045657号)

硬質な洪積粘性土に用いられます。水圧ピストンを直列で二段に設けたサンプラーです。φ66mmのボーリング孔で採取が可能です(通常、硬質な洪積粘性土を採取するためにはφ116mmのボーリング孔が必要です)。

倍圧型ピストンサンプラー

サンプリングの特長

サンプリングは、ボーリング孔底に試料採取用のサンプラーを押し込むことにより試料を採取します。
試料をできる限り乱さないように(原位置の状態を維持したまま)採取することが求められます。これには熟練技術を必要とします。採取試料が乱れていると、強度を過小評価し過大設計になります。
弊社は、自社内に試験センターがあり、試験前にはサンプリング試料の観察・チェックを入念に実施しています。採取試料が乱れている場合は、現場へフィードバックを行います。必要に応じて再サンプリングを行うことも実施しており、乱れの少ない高品質なサンプリング試料をご提供いたしております。

サンプリングの業務内容

  • 試料のサンプリング
  • 脱水、凍結、シール等の運搬前処理
  • 試験室への運搬(通常は弊社試験センター、ご指定がある場合はご指定の試験センター)

サンプリングの流れ

サンプリングは以下の手順で実施いたします。

STEP01
サンプリング位置(深度)の設定
対象地盤、目的に応じてサンプリング位置(深度)を設定します。
STEP02
サンプリング方法・深度の確認
現地調査時(掘進を進めた途中段階)に、サンプリング位置及びサンプリング方法の再検討を実施します(場合によっては、現地調査時に地盤に合わせて最適なサンプリング方法に変更をすることもあります)。
STEP03
サンプリング
STEP04
サンプリング試料の運搬前処理
必要に応じて、脱水、凍結、シール等の処理を行います。
STEP05
サンプリング試料運搬
運搬時には、試料に振動を与えないように緩衝材で保護をします。
STEP06
サンプリング試料の抜き出し、観察(試験センターで実施)
STEP07
現場へのフィードバック

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