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2026.06.30

社長ブログ

第43回技術発表会を実施しました

6/25~6/26にかけて,当社の社内技術発表会を実施しました。今回のテーマは,「最新技術を活用できる防災・減災の専門家をめざして~AIの有効活用~」でした。6/25は午後からはオプション行事としてテーマに係る最新技術紹介,AIの活用事例報告などを行い,6/26は全国の技術社員の発表と特別講演を行いました。

ここで,防災・減災とAIとの関わり方について,私見を少しお話ししたいと思います。私たちの仕事は単なる現場調査や調査データの解析にとどまるものではなく,地盤の特性を正しく把握して潜在的なリスクを見極め,その結果を社会に対して分かりやすく提示することだと思っています。これによって危険を未然に防ぐことが本質的な使命で,そこに社会貢献があると思います。一方で,その使命を果たすための手段は,今まさに大きく進化しつつあります。とりわけ近年,AIやデータ解析技術の急速な発展は,膨大な観測データや地質情報を効率的に処理・分析することで,従来は見落とされがちであった微細な変化や兆候を捉えることが可能となり,災害リスクの早期発見や予測精度の向上が期待されています。しかし,AIはあくまで「手段」であり,その結果を正しく解釈し,現場の実情に即して判断し,社会に対して責任ある提案を行うのは技術者一人ひとりだと思っています。

技術発表会では,いろいろな業務報告発表に対し,聴衆からの多くの質問で質問時間10分が足りないこともあり,議論が深まったと思っています。さらに世代を超えた議論により,技術継承にも役立ったと思います。特別講演としては中央大学研究開発機構名誉教授の斎藤先生をお招きし,「CPTデータに基づく砂地盤の沈下計算法」と題して特別講演をしていただきました。数々な砂地盤の沈下計算方法やその特徴について,とても興味深く拝聴させていただきました。ありがとうございました。

社内発表会における一つひとつの投稿は,小さな改善や個別の取り組みかもしれません。ですが,その積み重ねはやがて大きな価値となり,組織全体の力へと転化し,技術力の底上げと新たな可能性を切り拓く原動力となる思っています。この技術発表会は今後も継続していきたい大事な社内行事です。

6/25のオプション会議の様子
6/26の発表会の様子